ズル休み
子どもの頃、体調が悪いわけでもないのに、学校を休んだことがある。
確か、小学校一年生の時。
毎日のように、クラスの誰かが休んでいた。
休み時間、仲の良い友達と遊ぼうと思っても、いないから自分一人ぼっち。
面白くない。
小学校一年生なんて、まだ体力的に弱いから、病気で仕方なく休む子だって多いはずだ。
ところが、そんなことが分からない僕は、「なんで、自分一人なんだろう・・・」ぐらいにしか考えられなかった。
そこに、「いつも遊んでいないクラスメートとも遊んでみよう。」といった発想はなく...
「学校休んで、ずるいなぁ。」なんて、、、子どもはそんなものだろう。
そんなある日、朝起きて、なんとなく調子が悪い。
でも、学校に行けないわけではなかった。それぐらいは、子どもだって分かるのだ。
「学校、休んでみたいな。」
そこで、ついに、念願の学校欠席を決行したのだ。
午前中は、気分が良かった。
「一日、家にいるのって楽チンだなぁ。」
なんて、のん気なものだ。
ところが、お昼頃になると、母親がお昼ご飯を何にするかで悩みだした。
いつものような食事だと、消化が悪いから、どうしようかと凄い悩んでいる。
「食欲はあるのか?」
「熱があるのか、体温計で測ってみよう!」
「普通の食事が無理なら、リンゴ剥いてやるから、食べてみろ」
「明日は学校に行けそうか」
「欠席届と連絡帳を誰に持って行ってもらおうか」
・・・
学校休むのって、こんなに大変なことなんですか??
この日以来、僕は二度と、"ズル休み" 的なことをしていないと思う。
社会人になっても、なんとか頑張って、ズル休み的な欠勤はしたことがない。
当たり前なことなんだけどね!
「会社休みたいなぁ、だるいなぁ。」
なんて思うことは、やっぱりあるものだ。
でも、それをしないのは、自分が休んだ時の周りへの迷惑や、罪悪感、家に居ても居心地が良くない等...諸々考えてズル休みはしない。
きっと、世界中のみんな、そんな感じで動いているのだ。
だいぶ、ざっくりですか!?(笑)
さて。
昨日今日と、本当に久しぶりの平日休みの2連休だった。
お盆とか、ゴールデンウィークとか、年末年始の振り替え休日でもないのに平日に連休なのは、久しぶりというか、もしかして人生史上初めて?
平日休み。
一口に言っても、いざ平日休みが始まると、どんな感じか...
まず、世間様は仕事モードなので、近隣の道路とかアパートの二階は騒がしい。
テレビをつければ、平日の番組。
もちろん、ラジオ番組も同様。
平日のゴミ出しも忘れてはならない。
なんだかんだ。。。
「俺、ズル休みしてるんだっけ?」
そんな感覚になり、全然気が休まらないのだ( ノД`)シクシク…
さて困った。
この、平日休みという持て余した時間とどう付き合えばよいのか。
まず、友人たちと会うことは不可能に近い。
以前の職場の方で、定年退職世代の方と飲んだり散歩するぐらいまでが許容範囲といったところだ。
もちろん、現役の職場の方と遊ぶのは、もっと不可能だ。土日休みが圧倒的に多い職場なので。
つまり、"誰かと一緒に過ごす" という発想はNGという結論。
何かないか・・・
平日は、どこに行っても空いている!
そう。
例えば、飲食店。
お昼時の時間帯を避ければ、超ガラ空き♪
ゆっくりと思う存分、後から来るお客のことを考えずに食べられる。
つい先日始めたばかりのトレーニング後、行ってみることに。
意外と、平日の昼間でもお客が多いことにビックリする。
9割が高齢者といったところか。
でもそうは言っても、やはり土日の混雑に比べたら比にならない。
サウナ室に、一人ぽつねんと居続けるのも、なんだか悪くない。
映画館。
これはもう、予想通りの空き具合。
三谷幸喜の『記憶にございません』なんか観ちゃいましたとさ☆
道も空いてることだし、ドライブとかも良いかもしれないな。
あえての、ドライブ。
一人ドライブ。
音楽を聴きながら。
デートするなら、どこに行くか。どの道がいいか。
妄想ドライブ...
虚しくなるから、ドライブはやめておこう(笑)
と、こんな感じで、平日休みも悪くはないけど。。。
問題は、土日出勤するとき。
超うつ状態になること、必至!!(^-^;